劣化した給水管、配管を新しく取り替える工事です。主に更生工事では行えないほど劣化した給排水管に対して施す工事で、建物自体のリフォーム、リニューアル時にも有効な手段です。給排水管更生工事に比べて費用は高くつきますが、配管を新しく取り替えることに加え、錆の劣化の心配のない消音二層管にすることで、これまで使用していたものとは比較にならないくらいの耐久性、水の安全性が高まります。
管内の錆こぶを除去し、人体に無害なエポキシ樹脂を塗布(ライニング)して、管の再生延命化を行う最もポピュラーで、信頼性の高い工事です。赤錆などによる水質の低下や、健康被害、漏水事故などの惨事を未然に防ぐとともに、コストを抑え、環境にもやさしいECO工法です。給水管更生工事は事前の調査、診断を行い、給水管の残存肉厚がある程度確保されている場合、低コストで短工期の更生工法で延命措置を行う事が出来ます。
給水ポンプが老朽化すると漏水や異音が発生し、故障すれば断水の可能性があります。古くなった給水ポンプは取り替えが必要です。
▼給水設備の異音が気になる
給水ポンプは常に水と接しているため、サビなどで傷みやすくなっています。給水ポンプが傷むと、異音を引き起こします。 異音は危険信号です。異音を感じたら、早急な対処が必要です。給水設備の異音は、オーバーホールという方法による部品交換で対処が可能です。ただし、あまりにも古い給水ポンプは、取り替えなどをご検討いただいたく場合もあります。
▼水の出が悪い、水圧が弱い
給水管のサビの発生、給水ポンプの能力低下が原因で、水の出が悪くなったり水圧が弱くなることがあります。 このような状況になったときは、給水管の改修、給水ポンプの取り替え、給水ポンプのオーバーホールが必要です。
▼給水設備・排水設備の老朽化が心配
一般的に、建物は築年数が7年程度経過すると、建物内の設備も老築化します。 給水管などの給水設備、排水管などの排水設備などは、サビなどに起因する不具合が生じてきます。 実際に受水槽や高架水槽、給水管の中を見ると、「人が飲む水が、こんなに汚れた設備の中を通っていたのか!」と驚かれると思います。 受水槽・高架水槽は、年1回の清掃が義務付けられています。 しかし、建物全体の給水設備・排水設備を正常な状態で維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
地中などに埋められた埋設管を掘り出さずに、よみがえらせる「スキャンシール工法」。 当社の補修・再生工事の主流となっています。掘り起こすことがないため、短時間でカンタンに工事がすみ、コストも抑えられます。また、掘削残土などの環境への負荷も発生しないため、多くのお客様に喜ばれています。 詳しくはこちら
▼受水槽・高架水槽のフタを空けて、内部の水、水槽の汚れなどを点検します。
また、フタのパッキンが傷んでいないか、水槽のボルトが緩んで水が漏れていないかなどを見ます。
▼テスターを使ってモーター内の絶縁状態を測定し、内部に水が浸入してショートしていないか点検します。
また、ポンプからの漏水の有無など、各種の運転状況も点検します。
・超音波厚さ計やファイバースコープを用いたり、試験的に切り取った配管の一部から、配管内部のサビの状態を細かく点検します。